代理店の変更だって？

プレイヤーには関係ないねー、って人が多いみたいですね。
まあ関係ないと思います。少なくともマジックのプレイヤーには影響は少ないでしょう。どうせいままでもろくなサポートがあったわけじゃないしDMの例を見ると良くはなんなそうに見えます。

ただ業界全体としてみた場合は割りと大きな影響がある可能性があります。短期的な影響は少ないとしても長期的にはかなりの影響が出るでしょう。気になった人はタカラの株主を調べてみるといいかもしれません。続きは秘密で。

「小説」
グレッグイーガンの「宇宙消失」を読み終わりました。
サイバーパンク小説の中では読みやすいほうですが、一般に人には勧められないなあと思います。ハードSFが好きなら読んでもいいかな。
テーマの一つは「量子力学における波動関数の収縮」です。こういうと難しく聞こえますが実際難しいですw
一応本編ではこれを一般向けに説明してくれています。少しさわりを解説してみますが、まったく畑違いの人間が聞きいかじりで言うことなので当てにはしないでください。

たいていの科学では結果を完全に完全に予想することができます。例えば地球上でボールをある方向に投げた場合、その方向と力がわかっていれば着地点をほぼ完全に計算できますよね。（空気抵抗の問題とか場所による重力の誤差などありますが）ところが「量子力学」の基本の式（波動関数）では結果を完全に予想できないものが含まれているのです。
同じ実験をしても結果には2通りの可能性があって、どちらになるかはそれを観測してみるまでわからないのです。この結果が観測で確定したことを「波動関数が収縮した」というのです。

これにはいろいろ議論の余地があるらしく、いったいいつ誰が（！！）結果を決めているのかまったくわからないため「もう一方の結果は実際に起きているが並行宇宙として新たな別世界で起きてしまうため観測できない」とか言ったりしているようです。
へー。

「宇宙消失」でもこういったテーマを比較的わかりやすく作品中で扱っていて面白かったです。