野球の話題

2006年7月17日
 ※注意!!
今日の話題はちっとも一般的ではありません。しかも長文です。
さらに以前書いた内容とちょっとかぶってます(笑

 ここに書いたかどうか記憶は定かではないのですが、実はRE.は巨人ファンです。でも野球そのものが好きなのであまり勝敗は気にしてません。んがしかし、なんぼなんでも巨人負けすぎです。今年はそもそもあまり強くはないのですがここまで負けるのは良くわかりません。なぜこんなに負けるのでしょうか。
打線という観点からちょっと分析してみます。
 
 「4月勝った理由とその後急落した理由」
 4月よく勝ったのは小坂と李の打撃が好調だったためです。というか弱点がばれてなかった。小坂は内、外野手の守備位置で対応可能(遠くに飛ばせないので前に出てればいい)で、李は内角高めと外角低めが打てません。
 小坂の守備力で3割打ってればロッテも出してませんよね。

 この2人が交流戦でパリーグと当たって弱点が鮮明になってしまった。さらにけが人が重なって得点力ゼロ状態に。
 投手の方はおおむね実力どおりの結果だと思うのですが、1点2点じゃ勝てません。

「負け続ける理由」
 でもけが人(高橋由とか上原とか)が帰ってきても勝たないのはなぜでしょうか。調子が悪いとかあると思うのですが、一番は打線の組み方がへろへろだからです。「1番と2番は足が速い選手」という先入観で打線を組んでいるとしか思えません。
 出塁率が高ければ足は走塁が下手でなければ良いのです。野球では走者がいる場合には特にヒット以上を打った場合の価値が上昇します。それはなぜかというと打者だけでなく塁上の走者も進塁するからです。つまり「イニングの先頭打者は後続の選手のHの価値を上昇させるため、出塁することが求められる」ということです。足が速いというのは、主に「出塁した後有利になる」属性なので第一条件にはならないのです。

 つまり1番と2番は出塁率が高い必要があり、3番4番5番は打率が高い必要がある、というのが基本原則になります。巨人はこれをはずして打線を組んでいたので点が取れるわけがありません。
そして点が取れなければ勝てるわけがありません。

「ここ3試合の打順」
ここ3試合くらい巨人は1番二岡、2番木村拓、3番高橋由、4番李、5番アリアスの打順ですが、これは以前よりだいぶ良いです。問題は5番のアリアスだけでしょう。アリアスは打率2割6分〜8分HR30くらいの打者なので、長打による大量点は期待できますが、チャンスにタイムリーヒットを期待するのは無理があります。
 投手はそれほど悪くないので点を取る確率を上げた方がゲームプランが立てやすく、勝率は上がる気がします。調子が悪くなければ清水を外野起用しておいておくほうが良いはずです。投手が悪いときは大量点が必要なので今の打順でも良いと思うのですが。
 
「今後の予想」
 今の打順で行けばこの後は悪くても5割くらいでいくと思います。木村拓は打率は低いですが、四球が多くて出塁率は高い選手なので相手の先発に球数を投げさせる意味でも良い選手です。

以上です。最近のプロ野球は打順の組み方うまくなってきましたね。昔はみんな巨人みたいなことやってたんですが。
変なこといってたらつっこみ入れてくださいね。

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