テラ

テラっていうボードゲームがあるんですよ。
プレイヤーは、地球を支配してるフィクサーみたいなのになって、一番たくさん勝利点を儲けるたら勝ちっていうゲームです。
それだけだと普通のゲームなんですが、テラにはちょっと変わった”敗北条件”が設定されていて

「地球が破滅しちゃったら全員負け」

なんです。

プレイヤーはみんな平等な枚数手札をもってるんですが、それを場に何枚か出る「地球の危機カード」を解決するために使うか、自分の勝利点にするかを毎ターン選択できます。
当然「地球の危機」を解決しようとすると勝利点が得られないので、みんな解決したくないんですが、みんな解決しようとしないと全員負けになっちゃう（笑）

勝とうとするとみんなと協力して「地球の危機」を解決するポーズを見せながら土壇場で裏切って勝利点を稼ぎに行くことになるんですが、これがなかなかうまくいきません。
勝利点を稼ぎに行ったこと自体は公開情報なので、（何点かは非公開）早く行き過ぎると、みんな自分が勝てないことがわかって
「地球を救う動機」がなくなってしまうんです。どうせ救っても負けなら勝者がいないほうがまし理論。

やってみるとわかりますが、めちゃくちゃ地球滅びます。すごいシビアなバランスで作ってあるのでみんなで一致団結してても引きが悪いとたまに滅ぶ（爆）

次の世界首脳会談ではぜひ代表者みんなでプレイして欲しいと思います

ちなみにこのゲームシビアなゲーマーには評判悪いですwおれは大好き

◇バイオエタノール

今年の冬はすげー暖かかったですよね。
最近チタマ（byアラレ）が温まってるらしく、太平洋では氷が解けて海の水位があがって沈みそうになってる国とかまである始末です。

まー人間が経済活動することで二酸化炭素とかメタンガスみたいな温暖化ガスをたくさん放出することが多いらしく、そいつを減らして「これ以上世界が暖まるのを防ぎましょう」っていうのが最近の流行です。

そのせいで注目を浴びてるのが「バイオエタノール」で要するに植物油です。植物油で車とか走らしちゃえば環境にいいよ！ていうことのようです。
どのくらい注目を浴びてるかというと、ビルゲイツがサトウキビ屋さんを買収しちゃうくらい。

んで、バイオエタノールの材料は主にトウモロコシとかサトウキビ、菜種なんです。このうちトウモロコシは主にアメリカで作られてて、サトウキビはブラジル、菜種はヨーロッパです。
（この辺の植物は最近値上がり激しくて大変らしい）

燃料にしたとき一番効率がいいのはサトウキビらしいのですが、アメリカではあまりとれないので、アメリカでは主にトウモロコシを使う予定のようです。
でもトウモロコシを使ってバイオエタノールを生産するときに排出される「温暖化ガス」はガソリンを生産するときとほとんど変わらないらしく、実はあまり意味がない（笑）
まあ石油の枯渇防止には貢献するかな。

でも別に地球があったまること自体には変わりなくて、「これ以上世界が暖まるのを防ぎましょう」っていう掛け声の下にやってるわりには効果が薄い気がしませんか？みんないったい何がしたいのかオレには良くわかりません。

※ただし、今使ってないトウモロコシの茎とかをアルコールにする技術が開発されればだいぶ良くなるみたいです。